昭和女子大学日文公開講座
第8回「本当はこわい 杜子春伝」開催のご案内



「杜子春」は芥川龍之介が子供向けに書いた作品です。小学生の頃、手に汗を握って読んだことがある人も多いかもしれません。実はこれには、唐代の「杜子春伝」という原作があります。内容も大人向けで、杜子春に襲い掛かる苦難はもっと激しく残酷です。ところで、日本で有名な「怪談牡丹灯籠」(江戸末期、三遊亭円朝)も、原作は中国の怪奇小説集『剪燈新話』です。日本には中国の志怪伝奇小説に基づく話が多いのです。『剪燈新話』では死んだ主人公が閻魔大王の裁きを受けます。さて、「杜子春伝」の杜子春はどのような結末 となるのでしょうか…。


<講座情報>
第8回 昭和女子大学日文公開講座
「本当はこわい 杜子春伝」
日時:令和2年10月31日(土)14:00~15:30
講師:佐藤正光(東京学芸大学教授)
講師:市川清史(昭和女子大学准教授)
会場:オンライン会場(ご予約の方にURLをお知らせします)


 




佐藤正光(さとうまさみつ)
山形県鶴岡市生まれ。二松学舎大学大学院博士課程修了。専門は中国古典文学、とくに魏晋〜唐代における詩、小説などの文学研究。1990年に蘇州大学で1年間外籍教師、1995年より東京学芸大学専任講師(2008年より教授)。08、11年に半年ずつ北京師範大学で交換教授(兼任)、14〜18年東京学芸大学附属国際中等教育学校長(兼任)。現在NHKラジオ第二放送「漢詩をよむ」の講師。近著にNHKカルチャーラジオ「漢詩をよむ」テキスト(NHK出版)2019年、20年、共著『国語の授業の基礎基本』(東京学芸大学出版会)2014年、がある。


市川清史(いちかわきよし)
東京生まれ。二松学舎大学大学院博士課程修了。専門は中国古典文学、特に盛唐・中唐の詩。1993年から2年間南京大学に留学。2000年から昭和女子大学専任講師。現在准教授。論文に「李益『春日晉祠同聲會集得疏字韻』詩について」(学苑)「郎士元について」(中国学会報)。授業では隔年で志怪伝奇小説を取り上げている。



 







▼これまでの日文公開講座 開催レポート


昭和女子大学日文公開講座
第7回「会話の構造を科学する。-ストーリーテリングの世界」開催レポート



公開講座「会話の構造を科学する。-ストーリーテリングの世界」では、中井陽子先生(東京外国語大学大学院国際日本語学研究院准教授)をお迎えし、本学教員の大場美和子とともに行いました。中井先生と大場は、会話データ分析で長く共同研究を行ってきています。

最初に大場より日本語教育と会話データ分析の関係、そして会話データ分析では実際にどのようなことができるのか、日文の学生の卒論を例に概要を説明しました。次に、中井先生から、体験談を話す「ストーリーテリング」を例に、会話の構造や聞き手とのやりとりについて、ビデオや文字化資料を使って具体的に解説してもらいました。その上で、聴衆のみなさんにも実際に分析活動を体験してもらったり、解説をもとに実際にストーリーテリングを実践してもらったりと、講演会自体が講演者と聴衆のやりとりとなるとてもアクティブなものとなりました。

最後に、大場より、会話の構造を意識化することは、実は大学生活やその後の社会生活でも必要となる文章力にもつながるという可能性についてもお話ししました。「会話データ分析」は一般的にはまだなじみのない研究かと思いますが、会話は基本的に毎日行うものだと思います。この会話を科学的に分析する「会話データ分析」について、多くの人に体験していただける講座になったと思います。


<講座情報>
第7回 昭和女子大学日文公開講座
「会話の構造を科学する。-ストーリーテリングの世界-」
日時:令和元年10月26日(土)14:00~15:30
講師:中井陽子(東京外国語大学大学院国際日本語学研究院准教授)
講師:大場美和子(昭和女子大学日本語日本文学科准教授)
会場:昭和女子大学1号館5F 5S33教室








昭和女子大学日文公開講座 
第6回「らくごでにほんご」の開催レポート



公開講座「らくごでにほんご」ではゲストに柳家小せん師匠を迎え、落語の語りに対し、日本語学の観点から様々に切り込む、という試みを行いました。「間」の取り方が語りにどう影響する?男性と女性では話し方がどう変わる?言葉に付随するしぐさの機能は?はたまた、「もしもお侍さんが天気予報を読みあげたら」・・・などなど、小せん師匠相手に日本語学担当教員が2人がかりでお題を出しながら質問攻め。それらに一つ一つ丁寧に、実演を交えて答えてくれる小せん師匠。落語を言語的に楽しむポイントがさまざまに明らかになりました。新たな鑑賞法を身に付けたところで、いよいよ小せん師匠の高座。この日は「金明竹」「紋三郎稲荷」の二席。師匠の巧みな話芸に満員の会場は一気に同引き込まれ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。講演後も場内から積極的な質問が相次ぎ、最後の最後まで活気あふれる講座となりました。


<講座情報>
第6回 昭和女子大学日文公開講座「らくごでにほんご」
日時:平成30年10月27日(土)14:00~15:30
ゲスト:柳家小せん(落語家)
講師:嶺田明美(日本語学)
講師:須永哲矢(日本語学)








昭和女子大学日文公開講座 
過去の開催データ



第1回「絵画と文学の世界」

 日時:平成26年11月9日(土)13:30~14:30
 講師:岸田依子(中世文学) 「『道明寺縁起絵巻』をよむ」

 日時:平成26年11月9日(土)15:00~16:00 
 講師:胡 秀敏(中古文学) 「絵から読む源氏物語 ―夕顔との出会い―」

 日時:平成26年11月10日(日)11:00~12:00
 講師: 山本晶子(中世文学) 「狂言の演出 ―絵画から考える―」

 日時:平成26年11月10日(日)13:00~14:00
 講師: 茅場康雄(中古文学) 「源氏絵の場面構成 ―絵と本文― 」



第2回「樋口一葉のすがた―女性作家の描かれかた―」

 日時:平成27年3月28日(土)14:00~16:00
 朗読:堤信子(フリーアナウンサー)
 講師:吉田昌志(近代文学)



第3回「外国人に日本語を教えるには?」

 日時:平成28年4月23日(土)14:00~16:00
 講師:西川寿美(日本語教育)
 講師:大場美和子(日本語教育)
 講師:植松容子(日本語教育)



第4回「王朝を語る」

 日時:平成28年10月22日(土)10:30~11:30(午前の部)
 講師:大倉比呂志(中古文学) 「王朝の伝統文化と‟こころ”‐枕草子一段より考える‐」

 日時:平成28年10月22日(土)13:00~14:00(午後の部)
 講師:久下裕利(中古文学) 「伊勢物語と絵画」



第5回「聖地巡礼」

 日時:平成29年10月28日(土)14:00~15:00
 講師:猪熊雄治(近代文学)



第6回「らくごでにほんご」

 日時:平成30年10月27日(土)14:00~15:00
 ゲスト:柳家小せん(落語家)
 講師:嶺田明美(日本語学)
 講師:須永哲矢(日本語学)



第7回「会話の構造を科学する。-ストーリーテリングの世界-」

 日時:令和元年10月26日(土)14:00~15:30
 講師:中井陽子(東京外国語大学大学院国際日本語学研究院准教授)
 講師:大場美和子(昭和女子大学日本語日本文学科准教授)


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