昭和女子大学

Faculty members

教員紹介

Cognitive Psychology

認知心理学

Developmental Psychology

発達心理学

Clinical psychology

臨床心理学

Social Psychology

社会心理学

松野 隆則 教授

専門分野、研究内容
認知心理学(思考)
1.現在関心のある研究テーマ
 基本的には「思考」領域の研究テーマに関心があります。これまで取り組んできた研究は次のどちらかに関係するものがほとんどです。「推論過程とバイアス」:現在持っている情報から別の情報を引き出そうとする時どのようにして行なうのか、またその際に生じる考え方のクセにはどのようなものがあるか。「認知の顕在化(メタ認知的モニタリング)」:対象の認知や意思決定を行なう際、そのプロセスや規定因は当人にとってどのようにしてどこまで自覚されうるか、そして自覚の結果どのような影響があるのか。また、認知と感情との関係についても興味を持っています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 演繹的推論における個人差と推論に用いられる(言語的・空間的)表象との関係に関する研究
  • 演繹的推論過程に及ぼす論理形式と主題内容の影響に関する研究
  • 思考の言語化が意思決定過程に及ぼす影響に関する研究
  • Affect Control Theory に基づく対人的出来事の理解過程と行動の予測に関する研究、など
3.卒業論文題目例
  • 自己接触行動の認知的効果と情動的効果
  • 擬音語・擬態語における音象徴に関する研究
  • 賞罰の効果の認知に及ぼす回帰効果の影響
  • 共変動の誤認知に関する研究 -「マーフィーの法則」的信念の分析
  • 「運」に関する信念と原因帰属
  • サイレント漫画の理解過程 -読解者によるセリフの自発的補足を手がかりにして-

池上真平 教授

専門分野、研究内容
認知心理学、実験心理学、音楽心理学
1.現在関心のある研究テーマ
 人の感性を支える心の仕組みに関心があり、特に音楽を取り上げて研究をしています。近年は「音楽のリズムが我々の感情や身体にどのように働きかけるのか。その背後にはどのような心の仕組みがあるのか」といったことを解明すべく、主に実験を行って研究に取り組んでいます。音楽に限らず、日常会話、映像作品、絵画、演劇、ダンスなどの知覚・認知や、それらの産出過程にも興味を持っています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • スウィング(リズムを用いた演奏表現の一つ)が音楽の知覚・認知に及ぼす影響
  • 音楽を聴いて身体を動かしたくなる心的過程の解明
  • コンサートにおける聴衆の反応が演奏に対する評価に及ぼす影響
3.卒業論文題目例
2019年度よりゼミ開講のため、これまでに担当した卒論はありませんが、“見る”・“聞く”・“感じる”など、 知覚・認知に関するテーマだと担当しやすいです。例えば、以下のようなテーマが考えられます。 「語尾の高さや長さが対人印象に及ぼす影響」・「音楽が映像の印象に及ぼす影響」・「絵画や広告における 配色の効果」・「会話における適切な“間”についての検討」・「話の面白さが時間経過の認知に及ぼす影響」

藤崎 春代 教授

専門分野、研究内容
発達心理学 発達臨床心理学
1.現在関心のある研究テーマ
  • 保育におけるコンサルテーション(発達障害のある児とその保護者・保育者への支援)
  • 乳幼児の園における発達
  • 子どもの入園が親に与える影響
  • 親としての発達
2.これまで行ったことのある研究テーマ
上記1もそうですが、保育園・幼稚園で生活している乳幼児が大好きです。そこで、その周辺の事柄を何でもテーマとしてきました。 幼児の生活理解・生活叙述・遊び、保育者の働きかけ、そして、障害児統合保育をめぐる問題、などです。最近は「親としての発達」「成人の発達」にも関心を持って研究しています。
3.卒業論文題目例
    乳幼児やその保護者に関する卒論の他、大学生等を対象とした卒論も多数あります。
  • 幼児の年齢・性別による遊びの種類、遊び相手の変化
  • 「気になる・困った」行動をする同級生に対する健常児の態度ー大学生の面接調査から
  • 成人期における「怖いもの見たさの有無」の差異
  • 第一子の誕生・成長を通した親としての生涯発達:一組の夫婦への縦断的面接調査から
  • 乳幼児のスマートフォン利用と親の育児不安感との関連
  • 青年期女子の児童期における母娘関係の親密度と現在の対人関係の関連

松永 しのぶ教授

専門分野、研究内容
発達臨床心理学
1.現在関心のある研究テーマ
  • 自閉症の認知発達に関する研究
  • 発達障害児・者の家族支援に関する研究
  • 成人期以降の生涯発達に関する研究
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 自閉症児の認知発達の特性と評価に関する研究
  • 自閉症児の不適応行動に関する研究
  • 大学生の大人になるという意識と自立意識に関する研究
  • 成人女性の生活意識と将来展望に関する研究
3.卒業論文題目例
  • 障害児を育てる母親の自己成長感-育児ストレスとソーシャルサポートとの関連から-
  • 障害児のきょうだいのきょうだい関係に対する意識~成人きょうだいの面接調査から~
  • 女子大学生における個人・社会志向性と育児観との関係について
  • 大学生の高齢者に対するイメージ・態度
  • 女子青年における親密性と性役割同一性について
  • 乳幼児のスマートフォン利用と親の育児幸福感との関連

松澤 正子教授

専門分野、研究内容
発達心理学
1.現在関心のある研究テーマ
 乳幼児期は私たちの心のしくみの基礎が芽生え、形成される非常に大事な時期です。この時期の精神発達や親子関係に関心があり、現在は乳児の感情を読み取るときの脳活動を計測しています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 乳幼児の自己意識 - 赤ちゃんが鏡を見たら? 自分と他人の違いは何だろう?
  • 幼児の共感性の発達 - 他者を助けたいと思う気持ちはどこからくる?
  • 乳児の眼球運動と認知発達 - 認識の原点・赤ちゃんは何を見て何を感じている?
  • 乳児感情の読み取りの神経基盤 - 赤ちゃんの感情を脳はどのように読み取るか?
3.卒業論文題目例
  • 社会的行動の発達(笑い・援助行動・嘘つき行動・仲間入り行動など)
  • 認知発達(記憶・数理解・模倣・描画・遊び・想像など)
  • 動機づけの発達 (達成動機・学習意欲と原因帰属など)
  • 心と身体(リラクゼーションと心電筋電・香りと脳・ダンスセラピー・音楽の効果など)
  • 女性の発達(アイデンティティー・孤独・内的作業モデル・進路選択・親子関係)

来年の4年生の研究テーマは、絵本の読み聞かせ、子どもの自己主張の日米比較、ストレスの生理計測、色と香りのマッチング、アサーショントレーニング、アスペルガー傾向とSNS、等さまざまです。

島谷 まき子教授

専門分野、研究内容
臨床心理学 集団心理療法 心理劇
1.現在関心のある研究テーマ
  • 精神障がい者に対するデイケアグループの実践的研究
  • 心理劇の役割体験ならびにシェアリング体験の検討
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 統合失調症患者に対する心理劇の治療的意義
  • 精神科デイケアにおける集団心理療法の実践的研究
  • 教員研修における心理劇的ロールプレイング挿入の効果
  • 心理劇におけるシェアリング体験の検討
3.卒業論文題目例
  • 大学生の自己愛傾向と親の養育態度の認知の関連
  • 中学生の部活動体験と学校適応感および自尊感情の関係
  • 摂食障害傾向に対する個人的・社会文化的影響ー自尊感情・自己受容・やせ志向文化に対する態度からー
  • 大学生の同性愛開示が異性愛友人の同性愛に対する態度と友人関係に及ぼす影響
  • 心理劇の効果に関する一研究-主役体験を中心に-
  • 青年期における孤独感と自己開示の関連

山﨑 洋史教授

専門分野、研究内容
臨床心理学(教育相談・学生相談・キャリアカウンセリング)
1.現在関心のある研究テーマ
  • スクールカウンセリング・学生相談
  • 認知行動療法(認知行動的セルフモニタリング)
  • 予防開発的カウンセリング・サイコエデュケーション(心理教育)
  • キャリアカウンセリング(ゴールセッティング)
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 認知行動療法(認知行動的セルフモニタリング)における心理教育に関する研究
  • 予防開発的カウンセリングの実践的研究
  • 構成的グループエンカウンターによるSSTに関する研究
  • ピアサポート・ピアヘルピング
  • スクールカウンセリングにおける認知行動療法
3.卒業論文題目例
  • 学校適応感と被援助志向性およびソーシャルサポートとの関係
  • スクールカウンセリングにおける教師との連携に関する研究
  • 自己効力感と悩みへの対処行動との関連
  • 大学生の過食傾向と認知行動的セルフモニタリングの関連
  • 恋愛の関係性認知と自己開示の関連
  • 自称オタクの心理的特徴に関する研究
  • 物理的距離および心理的距離が自己開示性に及ぼす影響について

田中 奈緒子教授

専門分野、研究内容
臨床心理学 犯罪心理学
1.現在関心のある研究テーマ
青年の不安定さと成長の可能性に惹かれ研究してきました。もともとは、非行や不登校など10代の青年の不適応を主としていましたが、今は、青年・成人の社会での適応や支援のありかたについても関心をもっています。そのため、非行少年の立ち直りの支援のほか、非行・犯罪の防止活動にもかかわっています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 非行少年の自我構造、少年院教育と社会復帰など、非行少年とその支援に関する研究
  • 大学生のキャリア選択、青年と成人における共感性と罪悪感の差異、など青年の社会適応に関する研究
3.卒業論文題目例
  • 元暴走族に対する民間ボランティアの取り組みとその効果について
  • 青年期における理想自己と現実自己のズレが自尊感情におよぼす影響-フリーターと学生の比較-
  • LINEの便利さを問いなおす-携帯電話アプリLINEの使用実態及び不安との関連-
  • トランスジェンダー(FtM)におけるセクシャリティの受容過程 – 自己開示が自己受容に及ぼす影響-
  • 過去の恋愛が心理的変化に与える影響~失恋ストレスコーピングに着目して~
  • 女子大学の友人関係における欲求と不正直行動との関連 など

木村 あやの専任講師

専門分野、研究内容
臨床心理学(心理アセスメント) 認知心理学(表情認知)
1.現在関心のある研究テーマ
「同じ物を見ても、人によってとらえ方が違うのはなぜだろう?」「ある物を多くの人はどのように見るのだろう、少数派の人はどのように見るのだろう?」「少数派で困っている人にはどのような支援が有効だろう?」ということに関心があります。これらの課題について、注視点計測装置 (eye tracker)を使った実験研究をしています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 研究に使うことのできる日本人表情刺激の実験心理学的検討
  • 自閉症・情緒障害特別支援学級通級生徒の表情認知について
  • 子どもの感情認知スキル向上の手がかりを得るための基礎的研究
3.卒業論文題目例
  • 注視点の固定が「蛇の回転」錯視に及ぼす影響
  • 派手な髪色が人物の印象評価に及ぼす影響
  • 女子大学生の対人不安がSNS対人状況における否定的な解釈バイアスに及ぼす影響
  • 広告におけるエージェントの存在が募金行動促進に及ぼす効果の検討 など

増淵 裕子専任講師

専門分野 研究内容
臨床心理学 青年心理学
1.現在関心のある研究テーマ
青年は、どのように自分というものを作り上げていくのか、どのようにアイデンティティを形成していくのかということに関心があり、アイデンティティ形成における「ひとりの時間」の意義について研究しています。また、最近では、青年のアイデンティティ形成や精神的健康を促進する適応的な悩み方とはどんなものなのかといったことや、青年だけでなく成人期や中年期の発達にも関心を持っています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 青年期の「ひとりの時間」と自我同一性との関連に関する研究
  • 青年期のひとりで過ごすことに関する感情・評価、自我同一性と友人への気遣いとの関連
  • 青年期・成人期における内省に関する研究-自我同一性形成および精神的健康との関連に着目して-
  • 中年期女性における「ひとりの時間」の意味-青年期との比較-
3.卒業論文題目例
    ※これまでに担当した卒論はありませんが、以下のような内容だと担当しやすいです。
  • 青年の「ひとりの時間」、ひとりでいられる能力、居場所、孤独感などの研究
  • 青年・成人のアイデンティティ発達やキャリア発達(自己形成、自己変容、進路選択、生きる意味など)
  • 青年の対人関係の発達(友人関係、恋愛、親子関係など)
  • 青年の内省のあり方と精神的健康との関連

今城 周造教授

専門分野、研究内容
社会心理学 社会的態度 説得と態度変化 態度-行動関係 リアクタンス パーソナリティ 文化と行動
1.現在関心のある研究テーマ
  • リアクタンスの文化差をさらに検討し、自由のCDOモデル(今城, 2005)を発展させる。
  • 内向的でマインドフルな生き方とquality of lifeの関係
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 説得場面における心理的リアクタンス: 押しつけがましい説得は、効果的ではない。
  • 心理的リアクタンスと文化: アメリカで提唱されたリアクタンス理論は、個人主義者によく当てはまる。
  • 計画的行動理論の検証: 行動意図(結婚など)を、態度や主観的規範、統制認知から予測した。
  • リアクタンス特性がどんなパーソナリティ変数や価値観と関連があるかを検討した。
3.卒業論文題目例
  • ユーモアが説得に及ぼす影響
  • 購買機会の限定とパーソナリティ変数が商品購入に及ぼす効果
  • 女子大生における携帯電話の使用スタイルの検討
  • 対人ストレスが迷惑行為の認知と遂行に及ぼす効果
  • 時間的展望とソーシャルサポートが精神的健康に及ぼす効果
  • 恐怖喚起説得における事前警告の効果
  • 友人関係における葛藤の解決方略の研究
  • 価値観と行動との関連
  • ストレスコーピングと抑うつとの関連

清水 裕教授

専門分野、研究内容
社会心理学
1.現在関心のある研究テーマ
  • 防災行動を促進させる方法
  • 災害発生時の避難・帰宅行動
  • 向社会的行動と自己評価・自尊感情との関連性
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 大学生の就業後の自己に関する予期イメージ
  • 災害時避難所の円滑な運営を規定する要因
  • 行動期待が友人関係の進展に及ぼす影響
  • 非行少年の自我構造
3.卒業論文題目例
  • 周囲の他者からの自分に対するイメージの認知が服装に及ぼす影響
  • 性役割態度と女性における理想のキャリアパターンとの関連性
  • 店員のホスピタリティが顧客の印象に与える影響
  • 説得に及ぼすユーモアの効果とその生起機制
  • ケータイメールの内容と親密度との関連性
  • 社会的スキルと欺瞞行動の関連性
  • 感情労働経験が飲食店従業員への評価に及ぼす影響
  • 自己意識と集団凝集性が同調に及ぼす影響
  • 女子大学生のSNSからの離脱を規定する要因
  • 心理的居場所感が一人行動に対する不安耐性に及ぼす影響

藤島 喜嗣教授

専門分野、研究内容
社会心理学(社会的認知、自己と対人関係)
1.現在関心のある研究テーマ
自分や他者のこころを推測するとき、私たちは自己概念や自分の心的状態、ステレオタイプや心の理論を用います。この社会的認知、社会的推論メカニズムについて、心的距離や抽象-具体の解釈レベルの影響をてがかりに検討しています。また、最近、心理学実験の再現性が疑われています。この再現可能性問題について、他大の研究室と連携して直接的追試を行い、検証を進めています。
2.これまで行ったことのある研究テーマ
計画錯誤とは、実際よりも楽観的な計画を立ててしまうことです。テスト勉強をしようと思っていたのにできなかった、どうしても予算オーバーするなどの現象が該当します。この現象が生じる過程を検討してきました。また、気持ちが実際よりも通じていない透明性の錯覚や、容姿の変化が思ったより相手に分かってもらえないというスポットライト効果などの自己中心的な推論の歪みについても検討しました。
3.卒業論文題目例
  • 「排除可能性が他者からの否定的評価の推測に及ぼす影響」
  • 「遅延コストジレンマ状況において長期的肯定感情の予期が自己制御に与える影響」
  • 「協働状況での成績報告不正における利他性の検証:自己正当化と自己犠牲の弁別」
  • 「抽象度の異なるジェンダーステレオタイプ刺激が数学課題遂行に及ぼす影響」
  • 「化粧する人と観察者との間に生まれるスポットライト効果」
  • 「内外集団の事例が自己の感情予測におけるインパクト・バイアスに及ぼす影響」

本多ハワード素子 准教授

専門分野、研究内容
産業組織心理学 グループダイナミクス(集団社会化 マイノリティ・インフルエンス)
1.現在関心のある研究テーマ
  • マイノリティ・インフルエンス
  • リーダーシップ
  • 集団の公正性とリスク認知
2.これまで行ったことのある研究テーマ
  • 「女性のネットワークとリーダーシップ」
  • 「集団内の沈黙とリスクマネジメント」
  • 「新人看護師の組織社会化と医療組織のリスクマネジメント」
3.卒業論文題目例
  • 「マイノリティ・インフルエンス ―支持者数が評価に及ぼす影響―」
  • 「課題への動機づけが社会的促進と社会的手抜きに及ぼす影響」
  • 「魅力的モデルを起用した広告による自尊感情の変化」
  • 「顔の信頼感は消費者の利用可能性に影響するのか」
  • 「動画による口コミの効果 ―文字情報によるプラス効果の検討―」
  • 「選択肢の増加はスイッチング行動を促すか」
  • 「時間の認知とポイントに対する価値の関連性」
  • 「大学生におけるソーシャルサポートと被受容感及び気力との関係」